言語工学原理

1.入子構造(I see he eats an apple 私は彼が赤いりんごを食べるのを見る)

複文や従属節、関係節をもつ言語は、入子構造で説明する。

 

  • 一項(apple/りんご)

特定の音素配列に恣意的な意味を持った項としてそれ以外と分節されているかどうか。

この項は要素である可能性と入れ子である可能性がある。

  •  二項一関数(This is (an) apple/これはりんごだ/I eat (an) apple私はりんごを食べる)

主文述語動詞=関数

他動詞文やコピュラ文が二項一関数文に相当。

コピュラがないアラビア語やロシア語、あるいは赤いりんご(red apple)などの形容詞プラス名詞は関数を省略しているものとして扱う。

E.g.

Red appleApple that be red

Eto yablaka→Eto byt' yablaka

 

2.分散(差延化)

認識内の項は、時間(熱運動)によって分散する。

 

3.再構築(創造性)

ある入子構造は運動によって差延化する。

入子構造→差延化→入子構造'のダイナミクスをさらにオブジェクトとして認識することで統合、さらには他の入子構造と組み合わせることで言語体系を構築する。